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配信日 2004.09.06



▲K-oneアドバンF隼+1 小林選手

▲スズキスポーツ隼2&4 大澤選手


 

2004年 JAF 全日本ジムカーナ選手権 第8戦
OSCC スーパースラローム IN SUZUKA
2台のスズキ隼による接戦を、小林選手が0.1秒差で制す!

開催日 2004/9/4(土)-5(日)
会場 鈴鹿サーキット・南コース(三重県)
天候 曇り時々雨
路面 セミウェット〜ドライ

9月4-5日、2004年JAF全日本ジムカーナ選手権 第8戦が、三重県・鈴鹿サーキット・南コースを舞台に開催された。
全9戦で争われる選手権も残り2戦。前戦で、スズキスポーツ隼2&4を駆る大澤 勉選手が今季のシリーズチャンピオンを決めたが、フォーミュラ・スズキ隼を駆る小林キュウテン選手も着々と力をつけており、この2人による激しいトップ争いは、大会を締めくくるメインイベントとして高い注目を集めている。

今大会、小林選手は地元での一戦とあって、週末の大会に向けて鈴鹿サーキット・南コースで走り込みを行うなど、並々ならぬ力の入れ方で勝利を狙う。対して、大澤選手は、マシンの一部を変更しセッティングが白紙の状態で会場入りしながらも、土曜日に行われた公開練習の短い時間の中でセッティングをまとめ、ドライバーとチームのエンジニアリング能力が高い事を示してみせた。

雨が降ったり止んだりといった不安定な天候の中で行われた1本目、トップに立ったのは山口選手(RS)だ。雨足が序々に強くなり、出走順が遅くなるほど不利になる状況の中で、クラス2番目の早い出走順というメリットを活かして1分5秒台のタイムを叩き出した。トップ争うと思われた2人は、共に1分7秒台のタイムに止まり、クラス7番目出走の小林選手が3位、最終走者の大澤選手は2位となった。

2本目のトライは、路面状況が好転し完全なドライ路面で行われた。タイム更新が必至と見られる中、暫定トップの山口選手は、2ヶ所の脱輪を喫してペナルティを受け、優勝争いから脱落。小林選手は、完璧な走りで1分3秒415を記録し、トップタイムを大幅に更新した。そして、最終走者の大澤選手がスタート。中間タイムで小林選手を0.2秒上回り速さをアピールしたが、タイトコーナーへの減速でミスし、続く高速区間でのスピードが伸びずにタイムロス。タイムは、1分3秒522と小林選手に僅か0.1秒届かず。小林選手フォーミュラ・スズキ隼が、前戦に続く優勝を果たし、2連勝となった。


D class RESULT
Pos.
No.
Driver
Machine
1st Try
2nd Try
BestTime
1
179
小林キュウテン
K-OneアドバンF隼+1
1'07.809
1'03.415
1'03.415
2
180
大澤 勉
スズキスポーツ隼2&4
1'07.275
1'03.522
1'03.522
3
174
山口 義彦
藤津石油DL東名オーリンズRS
1'05.257
1'18.959(P2)
1'05.257
4
176
五十嵐 豊光
DLアムロKsオベロンYT41
1'15.565
1'05.272
1'05.272
5
177
東山 晃
DL☆ワコーズ☆IRS 隼
1'17.882
1'06.428
1'06.428
6
175
大塚 祐司
DLオーリンズTECHエバ6A
1'14.644
1'09.723
1'09.723
7
178
村上 仁
OHLINS☆DL☆YT41
1'10.389
1'15.207(P2)
1'10.389
8
173
猪口 直幸
ニホンオートモービルカレッジ隼
1'12.904(P1
リタイア
1'12.904(P1)